パノインバースは、10 年以上にわたりパノ コレクションの不可欠なモデルです。新しいプラチナ製のパノインバース・リミテッド・エディションは、ムーブメントの内面の美しさを文字盤側に表現するために、オリジナル モデルに極めて特別な演出を加えたモデルとなっています。これを実現するために、通常はサファイアクリスタルのケースバックからしか見えない多数の部品を逆の順序で組み立てているほか、新たに開発したパーツやアセンブリも採用しています。

巧みな技術
ガラスとスティールを用いた 3/4 プレートは文字盤側から視認でき、ドレスデン美術大学の独特のレリーフのようなパターンを取り入れた細かいギョーシェ彫りが施された未来的な外観となっています。このギョーシェ彫りは、グラスヒュッテ・オリジナルが採用している独自のエングレービング技術で、伝統的な工具を用いて文字盤やプレートに精巧な幾何学的なラインを刻みます。表面への光の当たり具合により、模様がさまざまな表情を見せてくれます。
 
ディテールまで優美な仕上がり
この卓越したモデルは、そのパワフルなエレガンスを一目で感じ取ることができます。それは、ギョーシェ彫りを施したガルバニックアンスラサイトの 3/4 プレートにネジ留めされたゴールドシャトン、青焼きネジ、光沢仕上げのアンスラサイトの文字盤、ホワイトゴールド製のアプライドインデックスと針、エレガントなパワーリザーブ表示、ブランドを象徴するダブルスワンネック緩急微調整装置といった細部にも表れています。ダブルスワンネック緩急微調整装置はガルバニックアンスラサイト仕上げのバランスブリッジに取り付けられ、宙に浮いているように見えます。下になったチラネジ付きテンプが、グラスヒュッテ・オリジナルの手巻きムーブメントキャリバー 66-09 の中で時を刻む心臓部を象徴しています。

最高水準の精度
スワンネック緩急微調整装置は、1888 年からグラスヒュッテで採用されてきました。この仕組みでは、時計を調整するために、スワンネック型バネの調整ネジを回転させます。これがレギュレーターを通してヒゲゼンマイに作用します。レギュレーターの位置を変えることでヒゲゼンマイの有効長さが変わり、精度を調整できます。グラスヒュッテ・オリジナルが導入した革新的なダブルスワンネック緩急微調整装置は、この原理をさらに発展させたもので、スワンネック型のバネをもうひとつ加えてガンギ車とアンクルのかみ合いを最適化しています。これにより、右側で歩度（V/N）を、左側でアンクルを左右対称に維持できるようになり、並外れた精度を実現しています。

世界限定 25 本、日本ではグラスヒュッテ・オリジナルのブティックでのみお買い求めいただけます。