MONTBLANC | モンブラン SIHH 2018新作 「モンブラン スター レガシー」 正統派時計作りのスピリットを体現

モンブラン スター レガシー サスペンド エグゾトゥールビヨン リミテッドエディション 58

　モンブラン スター レガシー サスペンド エグゾトゥールビヨン リミテッド エディション 58は、スイス高級時計作りの水準を高めるような、古典的で伝統的な職人の美学を完璧に表現しています。

　特許を取得した新開発のサスペンディド エグゾトゥールビヨンのコンプリケーションが、ヴィルレのモンブラン マニュファクチュールのマスター時計技師たちが、3年の歳月をかけて、すべて自社で作り上げたものです。ギリシャ語で「外側」を意味する「エグゾ（Exo）」は、壮大なチラネジ付きテンプがトゥールビヨン ケイジの外側に取り付けられている様を描写したものです。

　モンブランの時計技師たちが、さらに革新的なサスペンド エグゾトゥールビヨンを開発する際のアイディアは、さらに見やすく美しいワンミニットトゥールビヨンを作り出したいというものでした。この特別な特許取得済みのサスペンド エグゾトゥールビヨンを開発したことで、ヴィルレのモンブラン マニュファクチュールの時計技師たちは、ムーブメントやケースのサイズを巨大化せずとも、さらに壮大で印象的なテンプを実現しました。堂々たるテンプは、ダイヤルから浮遊しているように見えるよう、ダイヤルから3.2mmの高さに据えられています。この新たな吊り下げ（suspended）方法は、12時位置のドーム型アワーサークルと対称の位置にある、カーブを描くただ1本のステンレススティールの新開発トゥールビヨン ブリッジによって成されており、立体的な外観とこれまでにない美しさをもたらしています。エグゾトゥールビヨン ブリッジと1本だけのそのアームをアシメトリーに位置合わせするためには、時計業界にもまれなチャレンジであり、非常に高度な技術と繊細な手の動きが要求されます。

　特許取得のエグゾトゥールビヨンの複雑さは、それ自体の構造の複雑さはもちろんのこと、極限まで精確さを求められる長軸の寸法にあります。つまり、テンプの軸がムーブメントに対して完全に垂直でなければなりません。ブリッジ基部での位置の差がわずか5ミクロン（0.005mm）だとしても、先端では0.05mmのずれ、すなわち10倍もの誤差が生じてしまうのです。

　エクゾトゥールビヨンは、性能面では、従来のトゥールビヨンよりもエネルギーを節約することが可能な構造をなっています。これは、ケイジのサイズを小さくすることが出来、テンプの重さから解き放たれているからです。

　トゥールビヨンのケイジの重さが減少されるということは、従来のトゥールビヨンよりも軽いと言うことです。ケイジの平衡を取るためにさせるために2本のゴールドのピラーがバランスを保ちます。テンプがケイジの外に取り付けられているということは、ケイジの慣性の影響を受けずに精度が向上するという意味もあります。もう一つの重要な特徴はその回転速度です。ケイジは毎分1回転するので、秒針かわりにもなります。またその回転するトゥールビヨンの動きの美しさも鑑賞することができます。

　壮大なテンプの振動数は古典的な毎時18,000振動。径14.5mmです。このテンプは、そこに取り付けられた18のチラネジのおかげでこの時計の性能に大きく寄与しています。伝統的な時計作りの伝承に則り、18本のうち16本は固定されていますが、2本は取り外し式で、時計の精度を細かく調整可能です。

　時計作りの伝統に則り、マニュファクチュール ムーブメント キャリバー MB M16.68は、コート・ド・ジュネーブ、インナーアングル、サーキュラーグレイン、面取り、手仕上げのミネルバアローが付いた鏡面仕上げの歯止めなど、ヴィルレのモンブラン マニュファクチュールで細部にいたるまで磨き上げられます。

　立体的なブリッジの構造をより印象的に見せるため、正面にドーム型サファイアクリスタルを施したラウンドケースがムーブメントの周りに構築され、全体のデザインバランスを完璧なものとしています。

　くまなくポリッシュ仕上げされた径44.8mmのケースは18K レッドゴールドで、ケースバックのサファイアクリスタル越しに、手仕上げの手巻ムーブメント キャリバー MB M16.68の美を鑑賞が出来ます。また、正面からもケースバックからも、エグゾ トゥールビヨンの動きをくまなく見ることが出来ます。洗練の極みを見せるモンブラン スター レガシー サスペンド エグゾトゥールビヨン リミテッドエディション 58の立体的なダイヤルは、伝統的な時計作りの手作業による技法を駆使した8つの異なるパートで構成されています。手作業のギョーシェ パターンとサンドブラスト仕上げの組み合わせなど、様々な仕上げ技術が駆使されており、コート・ド・ジュネーブが美しさを完璧なものにしています。12時位置のシルバーホワイトのドームは、中央にアズール装飾が施されており、時分カウンターを収納しており、対称の6時位置のサスペンド エグゾトゥールビヨンと相まって、立体的な効果を与えます。時針・分針の18K レッドゴールドの針、さらに、リミテッドエディションのシリアルナンバーがダイヤルに小さく刻印されており、エグゾトゥールビヨン ブリッジに美しく映えています。

　この特別なモンブラン スター レガシー サスペンド トゥールビヨンは世界限定58点生産で、モンブラン マニュファクチュールであるミネルバ創業年1858年にちなんだ数です。イタリアのフィレンツェにあるモンブランのレザー自社工房「プレテリア」で製作されたブラックアリゲーターストラップが採用されており、セキュリティプッシャー付きのトリプルフォールディングクラスプで開閉するシステムになっています。

　また、その信頼性と性能は、「500時間 モンブラン ラボラトリー テスト（Montblanc Laboratory Test 500）」で証明されています。

　リミテッドエディション 28（限定28点）は、54個の計2.35カラットのバゲットカットのダイヤモンド付のケースで登場します。

モンブラン スター レガシー ニコラ・リューセック クロノグラフ

　2008年に発表され、名実ともにモンブランのアイコンとなったニコラ・リューセック モノプッシャー クロノグラフが装いも新たに再登場します。回転ディスクとオフセンターダイヤルで構成される個性的なフェイスはそのままに、ケースとダイヤルは高級時計作りの伝統美に則って再デザインされています。モンブラン スター レガシー ニコラ・リューセック クロノグラフは、1821年に最初のクロノグラフを発明したといわれる時計師ニコラ・リューセックへのオマージュです。

　フランス宮廷お抱えの時計師ニコラ・リューセックは、競馬における各々の馬のより精確な走行時間を計測するために、このシステムを開発しました。このリューセックの計器は、文字通り「時間を書くもの（time writer）」でした。リューセックは、ギリシャ語で「時間」を意味する「chronos」と、「書く」と意味する「grphein」を掛け合わせて。「クロノグラフ（chronograph）」と命名しました。1822年、パリの科学院（Academie des Sciences in Paris）は、ニコラ・リューセックが発明したこの装置に特許を与え、彼は、世界で初めて特許を取得したクロノグラフの発明者として時計史に名を残すこととなりました。

　2018年の新作では、審美性に富む高級時計にふさわしいディティールの調和をめざし、よりよい視認性と伝統的な美を実現するため、シルバーホワイトのダイヤルのデザインが刷新されます。

　オフセンターのアワーサークルとクロノグラフ回転ディスクはドーム型になり立体的な躍動感をもたらします。このコレクションのアイコンであったブラックのアラビア数字はスリム化され、緻密なレイルウェイ ミニッツトラックで囲まれています。青いリーフ針がそのデザインを隙の無いものに仕上げます。デイト表示は6時位置でブルーのネジが装飾され、より印象的なものとなっています。高級時計作りの真髄を感じさせるのは、ダイヤルの様々な箇所に施されたエレガントなギョーシェ、アワーサークル中央部のアズール仕上げ、そしてダイヤル外周部のフィレソーテ ギョーシェです。名高いクロノグラフ発明家に敬意を表して、ダイヤルの外側には、ニコラ・リューセックの銘文が刻まれています。

　ミネルバのポケットウォッチのように、モンブラン スター レガシー ニコラ・リューセック クロノグラフは、サイドに段差をつけたホーンが支えるカービーな44.8mmのラウンドケースが採用され、ドーム型サファイアクリスタルが立体的なダイヤルを覆っており、操作しやすいモンブランロゴ付のオニオン型のリューズが目を引きます。

　モンブラン スター レガシー ニコラ・リューセック クロノグラフはアイコニックな自動巻きマニュファクチュール モノプッシャー クロノグラフ ムーブメント キャリバー MB R200で駆動します。コラムホイールメカニズムがモノプッシャー クロノグラフを制御します。輪列とクロノグラフホイールの接続は、垂直カップリングによって交互に結合・離脱します。磨耗や破損がほとんどなく、クロノグラフのスイッチがオンになった際に計時ディスクが飛び出すのを防止します。

　充分なエネルギーを蓄積することが出来る72時間パワーリザーブのツインバレルを備えた、ハイパフォーマンスなムーブメントです。コート・ド・ジュネーブや面取り、ポリッシュ仕上げのエッジで装飾されたコンテンポラリーな形状のキャリバーは、ケースバックのサファイアクリスタルを通して干渉することが出来ます。レッドのジュエル、ブルーのネジ、そしてゴールド仕上げのホイールがアンサンブルを奏でます。

　ニコラ・リューセックのオリジナル計時装置に倣い、ブルーの固定針の下を回転するモノプッシャー クロノグラフの60秒と30分積算の2枚のカウンターディスクが水平に配置されています。さらに、オフセンターダイヤルにはスケルトン針で第二時間帯の現在時刻を表示します。

　モンブラン スター レガシー ニコラ・リューセック クロノグラフは30m防水機能を備え、「500時間 モンブラン ラボラトリー テスト（Montblanc Laboratory Test 500）」で性能保証されています。トリプルフォールディングクラスプ付のブースフマートアリゲーターストラップは、イタリアのフィレンツェにあるモンブラン自社レザー工房「プレテリア」で製作されます。

モンブラン スター レガシー オートマティック クロノグラフ

　モンブラン スター レガシー オートマティック クロノグラフは、古典的な高級時計作りの伝統とミネルバの歴史を、実用的なクロノグラフ機能付のモデルとしてよみがえらせたものです。

　すっきりしたシルバーホワイトのダイヤルには、美的な要素と計時機能がほどよい調和で配置されています。ブラックのアラビア数字、クラシックなブルーのバトン針、そして洗練されたフィレソーテ ギョーシェ、そしてダイヤルとカウンターを取り巻くユニークなレイルウェイ ミニッツトラックなど、ひとつひとつのディティールがデザインを完成し、いにしえのミネルバのタイムピースのエレガンズに敬意を表します。

　オートマティックムーブメント キャリバー MB25.02を搭載し、時分秒、デイトに加え、中央の針とカウンターでクロノグラフ表示します。

　カービーでサイドに段差をつけたホーンとモンブランロゴ入りのオニオン型リューズが特徴的な42mmのケースは、側面がやわらかくカーブしています。

　イタリアのフィレンツェにあるモンブラン自社レザー工房「プレテリア」で製作されたブルースフマートアリゲーターストラップが採用されています。スフマート加工（ぼかし加工）はストラップ縫製後に施されるため、1点ごとに微妙に表情が異なります。

　また、モンブラン スター レガシー オートマティック クロノグラフには、スレートグレーダイヤルとグレースフマートアリゲーターストラップのバージョン（Ref.118515）も用意されています。

モンブラン スター レガシー フルカレンダー

　モンブラン スター レガシー フルカレンダーは、時分秒、日付と曜日、月次とムーンフェイズを、シンプルかつエレガントにまとめあげた美しいデザインが目を奪います。

　日付は針によって表示されます。日付針はダイヤル周辺部の赤い三日月形の窓の中で31の目盛りに沿って動きます。曜日と月は開口部に表示され、ダイヤルの下半分はムーンフェイズ表示で占められています。

　この実用的なタイムピースのデザインコードは、160年の歴史を誇るミネルバの高級時計作りのスピリットを表現しています。

　また、このモデルには、アラビア数字、ブルーのリーフ型の針、アイコニックなモンブランロゴが波紋のように広がる独特なギョーシェ、ユニークなレイルウェイ ミニッツトラックやフィレソーテ ギョーシェなどの、スター レガシー コレクションを特徴づけるすべてのデザインディティールが盛り込まれています。

　シルバーホワイトのダイヤルは、ブルースフマートアリゲーターストラップにぴったりとマッチします。このストラップが、フィレンツェのモンブラン自社レザー工房「プレテリア」で作られたもので、洗練の極みをこの時計にもたらしています。

　スター レガシー フルカレンダーはオートマティック キャリバー 29.12を搭載した42mmステンレススティールケースです。