小柳時計店奈良県橿原市内膳町1-3-10

SINN
ジン
Sinn.903.Klassik

ハミルトン＝ビューレン社が開発した、自動巻機構にマイクロローターを使ったイントラマチックに、デュボア・デプラ社が開発したクロノグラフモジュールを合わせ、ホイヤー＝レオニダス社とブライトリング社とハミルトン＝ビューレン社が完成部品を組み立て、1969年3月に発表した世界初の自動巻クロノグラフムーブメントCal.11はご存知の方も多いと思いますが、実はその後クォーツショックで殆どの時計メーカーが倒産に追い込まれ、ブライトリング社やホイヤー＝レオニダス社、ハミルトン＝ビューレン社も例外ではく倒産に追い込まれました。
そのような中Sinn社は、1961年創設以来ドイツ空軍用のパイロットウォッチを中心に安定した生産体制を整えていました。
その頃ブライトリング社の倒産時にナビタイマーシリーズのデザインの版権売却の話と同時に当時納めていたレマニア社製のムーブメントを搭載する等、供給ラインもそのままジン社が引き継ぐ事になり、かつてのSinn.903.ST.GLやSinn.903.ST.GL.24と云ったレマニアCal.1873、Cal.1877等を搭載した手巻き式ナビゲーションモデルが販売されるに至りました。

その後Sinn社もレマニア社供給終了等の影響もあり、レマニア社製ムーブメントの搭載モデル終了を余儀なくされました。
しかし、今年2009年バーゼルワールドで当時のデザインだけでなく、12時位置にムーンフェイスを持つレマニアCal.1883を搭載したモデルが300本限定で発表されました。

このムーブメントは、3年前に発表になったSinn.903.H4と同じムーブメントを搭載し、Sinn.903.H4よりも￥210,000安い￥450,000(税抜き)という破格の価格設定も魅力の一つです。
当時のデザインに当時のレマニア社製ムーブメント…と、コレクターならずとも1本は押さえておきたいモデルです。

しかし国内入荷は約50本と極端に少ない為、ご検討の方はお早めに

※2009/04/29時点の情報となります。
※消費税率の変更に伴い、表示されている価格につきましては新旧税率が混在している可能性があります。ご了承ください。