FORTIS 全国8店舗の旗艦店のみで販売される稀少な日本限定モデル「コスモノート FLB7 リミテッド」誕生
日本からのオーダーで開発された
特別仕様のリミテッド・モデル
フォルティスといえば、1994年に『ミール宇宙ステーション計画』に採用された宇宙飛行士用ウォッチで知られている。これ以降、フォルティスのタイムピースは、ロシアのユーリ・ガガーリン宇宙訓練センターから飛び立つ、すべての宇宙飛行士が着用する公式ウォッチとして認定されている。
今回、発表された「コスモノート FLB7 リミテッド」は、2016年のバーゼルワールドで発表された新作「クラシック・コスモノート」シリーズに登場した、日本限定モデルである。
2016年春発表の「クラシック・コスモノート」は、従来のコスモノート・シリーズに比べ、ミドルケースの厚みを抑えたコンパクトさが持ち味。つまりデイリーユースに適したスタイルが採用されている。
ベゼルはタキメーター・スケールを刻んだセラミック製。ケース径42.0mmのステンレススチール製で、ヘアラインとポリッシュのコンビネーション仕上げが施されている。
ここまでの仕様は、限定モデルも同様だが、最大の相違点はダイヤルにある。 レギュラー・モデルでは、ブラックあるいはシルバー仕上げの二種類があるが、限定モデルではブラックのベースにシルバーのリングを配したインダイアルを採用。
太いバー・インデックスには、たっぷりと白い蓄光塗料「スーパールミノバ」が塗布されており、やはり太さが際だつ剣型の針にも同様の処理が施されている。これもアラビア数字インデックスとバトン針を採用したレギュラー・モデルとは大きく異なっている。
さらに6時位置のインダイアル(12時間計)には、モデル名を示す「CLASSIC COSMONAUTS」の文字が印象的な“ジャパンブルー”で印字されており(レギュラー・モデルはレッド)、このモデルが日本向けのスペシャル・バージョンであることを誇示する。
日本からのリクエストによって製作された、この限定モデルは、“フォルティス フロント・ライン・ベース(略称FLB)”と命名された全国8店舗のフラッグシップ・ショップのみで販売される。
しかも、その限定製造数は日本国内のみの50本。これは極めて希少性の高いモデルであることも特筆しておきたいのである。
>>フォルティスの”最前線”に立つ旗艦店-フロント・ライン・ベース(FLB)
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「コスモノート FLB7 リミテッド」にはブラック・セラミックス製のベゼルを採用。このベゼルにはタキメーター・スケールが刻まれており、平均時速の算出などに利用できる。
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下の「オフィシャル・コスモノート・クロノグラフ」は厚さ16.0mm。上の限定版(および「クラシック・コスモノート」)は厚さ14.9mm。わずか1.01mmの違いだが、ケース形状の変更で最上のフィット感を実現。
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公式採用モデルは防水性を確保するため、通常のクローズド・バックが採用されているが、限定版ではシースルーバック仕様となっている。販売されるモデルのフチにはシリアル番号が刻まれる。
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通常の「クラシック・コスモノート」ではペンシル型の針だが、限定版では剣形に変更。1980年代から続くフォルティスの航空時計の伝統を継承したスタイルを採用している。
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「コスモノート FLB7 リミテッド」に採用された剣型の太い針とバー・インデックスには、暗闇で緑色に発光するスーパールミノバを塗布して夜間などでの視認性を確保している。
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6時位置に設置されたクロノグラフの12時間計には「CLASSIC COSMONAUTS」というモデル名が、ジャパンブルーで印されている。通常モデルでは赤い文字が採用されている。
20年50回以上のミッションを支えた
宇宙開発とフォルティス
フォルティスの歴史において忘れてはならないのが、宇宙開発との関係である。フォルティスはこれまで20年以上、50回を超えるロシア連邦宇宙局による公式ミッションで採用されており、そのミッションは宇宙から途切れることなく繰り返されているため、これは他社のどのような時計より長く宇宙の無重力空間に滞在したことを意味している。
その始まりは1992年、“West in Space”という宇宙計画で、ロシア連邦が初めて打ち上げた気象衛星にフォルティスの『スペースアートモデル』が搭載され、宇宙へと旅だった。このモデルは、ドイツ人ポップアーティストのアンドラがデザインした「フォルティス・ストラトライナー・クロノグラフ」である。
このモデルがきっかけとなり、フォルティスによる最初の宇宙飛行士公式時計「コスモノート クロノグラフ」の開発を開始。これが1994年に完成してユーリ・ガガーリン宇宙訓練センターの公式ウォッチとなり、これ以後、フォルティスの腕時計はガガーリン宇宙訓練センターから飛び立つ宇宙飛行士の公式装備品となっている。
この最初の「コスモノート クロノグラフ」は、マットな質感のステンレススチール製ケースを装備し、ケース径は38.0mm。レマニアのCal.5100を搭載していた。
やがて時代の変化に対応してケース径を42.0mmに拡大した「オフィシャル・コスモノート・クロノグラフ」へと進化し、ムーブメントはヴァルジューのCal.7750となった。
この最初のモデルをデザインベースに2016年、よりデイリーユーズ(日常遣い)に適したモデルとして新たに開発されたのが、現在の「クラシック・コスモノート・クロノグラフ」である。
2016年の新作としてバーゼルワールドで発表された「クラシック・コスモノート」は、長い伝統を持つ「オフィシャル・コスモノート・クロノグラフ」をベースに日常遣いに特化したモデルである。
ケースは厚さ14.9mmとして、厚みを抑えて腕へのフィット感を向上。プッシャーには誤操作を防ぐスクリューガードが、オリジナルの「コスモノート・クロノグラフ」の特徴として、この新作にも継承されている。
そして、シルバー・ダイアルのa.m.モデルと、ブラック・ダイアルのp.m.モデルがあり、それぞれにタキメーター・スケールを刻んだスチール製ベゼルを備える「クラシック・コスモノート スチール」と、同じくタキメーター入りのブラック・セラミックス製ベゼルを備える「クラシック・コスモノート セラミック」が用意されている。
これらのダイアル仕様は、どちらのバージョンも高い発光度を誇るスーパールミノバを塗布した立体的なインデックスを備えており、あらゆる環境下において、高い視認性を確保している。
ムーブメントは「オフィシャル・コスモノート・クロノグラフ」と同様にヴァルジュー製のCal.7750ムーブメントを採用。ケース・バックはサファイアクリスタルによるシースルーバック仕様となっており、高精度な自動巻きクロノグラフ・ムーブメントを思う存分に鑑賞できるよう配慮されている。
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クラシック・コスモノート セラミック a.m.
Ref.401.26.12M
ケース径: 42.0mm
ケース素材: SS
防水性: 10気圧
ストラップ: ステンレス・ブレスレット
ムーブメント: 自動巻き、Cal.Valjoux7750、25石、48時間パワーリザーブ、クロノグラフ(30分計、60分積算計)、デイデイト表示
仕様: セラミック・ベゼルにタキメーター装備、シースルーバック
価格:310,000円(税別) -
クラシック・コスモノート スチール a.m.
Ref.401.21.12
ケース径: 42.0mm
ケース素材: SS
防水性: 10気圧
ストラップ: カーフ
ムーブメント: 自動巻き、Cal.Valjoux7750、25石、48時間パワーリザーブ、クロノグラフ(30分計、60分積算計)、デイデイト表示
仕様: ステンレス・ベゼルにタキメーター装備、シースルーバック
価格:270,000円(税別) -
クラシック・コスモノート セラミック p.m.
Ref.401.26.11M
ケース径: 42.0mm
ケース素材: SS
防水性: 10気圧
ストラップ: ステンレス・ブレスレット
ムーブメント: 自動巻き、Cal.Valjoux7750、25石、48時間パワーリザーブ、クロノグラフ(30分計、60分積算計)、デイデイト表示
仕様: セラミック・ベゼルにタキメーター装備、シースルーバック
価格:310,000円(税別) -
クラシック・コスモノート スチール p.m.
Ref.401.21.11
ケース径: 42.0mm
ケース素材: SS
防水性: 10気圧
ストラップ: カーフ
ムーブメント: 自動巻き、Cal.Valjoux7750、25石、48時間パワーリザーブ、クロノグラフ(30分計、60分積算計)、デイデイト表示
仕様: ステンレス・ベゼルにタキメーター装備、シースルーバック
価格:270,000円(税別)
>>フォルティスの”最前線”に立つ旗艦店-フロント・ライン・ベース(FLB)
取材・文:名畑政治 / Report&Text:Masaharu Nabata
写真:江藤義典 / Photos:Yoshinori Eto
フォルティスについてのお問合せは…
株式会社ホッタ
〒104-0061 東京都中央区銀座7-13-10 2F
TEL: 03-6226-4715
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