HERMÈS | エルメス 2023新作 エルメスの象徴的なモチーフである錨鎖のコマがひとつに。エルメス「《ケープコッド》シェーヌ・ダンクル」

2023年の新作としてエルメスより、ストライプ状にラインが走る文字盤の上で、メゾンの象徴的なモチーフである錨鎖(シェーヌ・ダンクル)のコマがひとつになった、「《ケープコッド》シェーヌ・ダンクル」がWatches and Wonders Geneva 2023にて発表されました。新作「《ケープコッド》シェーヌ・ダンクル」はグリシーヌ、またはブルーカラーのラッカー仕上げで表現されています。

　1991年、アンリ・ドリニーの自由奔放な鉛筆の動きから、独創的かつ大胆な腕時計《ケープコッド》は生まれました。当初、正方形の腕時計をデザインするつもりであったドリニーは、最終的に“長方形に正方形を重ねた”デザインを生み出しました。以来、《ケープコッド》はそのピュアな輪郭と自由闊達なエスプリで、既存の美しさの概念を揺るがすような存在となっています。錨鎖(シェーヌ・ダンクル)のコマの半分を2つ組み合わせた独創的なケースは、遊び心あふれるデザイン。この鎖はロベール・デュマが 1938年に船舶の錨鎖から着想を得たもので、エルメスのスタイルのシグネチャーのひとつとなっています。

《ケープコッド》は、時代を超越した象徴的なモチーフとして、自由に楽しげに変身を遂げながら、軽やかに今を表現してきました。今回、ダイヤモンドセッティングまたはダイヤモンドセッティングなし、の2つの新しいフェミニンなモデルが登場し、グリシーヌまたはブルーの色調を用いたグラフィックな文字盤に2つの鎖が描かれています。絡み合うコマが型押しされた水平線の背景に浮かぶデザインは、着色されたラッカーコーティングで表現されており、ラインが際立つ文字盤上をほっそりとしたバトン針がなめらかに時を刻みます。エルメス・オルロジェのアトリエで製作されたアリゲーターまたはレザーのストラップが、この現代的でエレガントなオブジェの柔らかな色合いを際立たせています。