JAEGER-LECOULTRE | ジャガー・ルクルト アラーム機能を搭載したジャガー・ルクルト初の自動巻時計 「メモボックス」 にブティック限定モデルが登場

記憶の声

　ムーブメントとデザインの中枢には、アラーム機能が搭載されています。1950年代、戦後の復興の熱狂から人類が世界征服へと乗り出した時代に発明された、このチャイムを発するメカニカルメモリーは、事前に設定したアラームの時刻、また待ち合わせやイベントの時刻を告げます。

　 デジタルが席巻する現代において、機械式腕時計のアラーム機能が発する音で約束の時刻を思い出したり、目を覚ましたりすることが本当の贅沢ではないでしょうか。おそらく、この少し懐かしい魅力が個性的なタイムピースの愛好家を魅了しているのでしょう。アラームの機構はシンプルで、上側のリューズをニュートラルの位置にすれば、簡単にセットすることができます。ポジション2では、リューズを反時計回りに回し、メモボックスを象徴する小さな三角形のインジケーターを配した可動式ディスクを動かすことで、アラームの時刻を調整でき、時計回りに回し、3時位置の小窓に表示される日付を調整することができます。また下側のリューズは、巻き上げと時刻調整を担います。

　 このタイムピースのオーナーの感性を満足させるために、グランド・メゾンの時計職人たちは、機械式アラームのピュアな音色に細心の注意を払っています。その探求心は ジャガー・ルクルトの職人の仕事に宿っています。

斬新なヴィンテージデザイン

　自動巻メモボックスのアニバーサリー・スペシャルエディションを託されたデザイナーたち。彼らのインスピレーションの源になったのは、1971年に製造されたメモボックス 「スノードロップ」 でした。この希少なモデルに搭載された、グレーに近い落ち着きのあるブルーをまとうダイヤルは、色褪せることのない魅力を放っています。そもそもブルーの色調は、あらゆる時代で大成功を収めてきた、メモボックスのシンボルカラーとなって います。

　 ダイヤルには、メモボックス 「スノードロップ」 の特徴が継承されています。夜光塗料で覆われたバトン型針は、白いレイルウェイミニッツトラックの周囲を回っています。このレイルウェイミニッツトラックは、サンレイ仕上げが施された、内側のブルーのディスクの境を示しています。そのディスク上に配されたアラーム機能を象徴する小さなトライアングルもまた、ブラックをバックに浮かび上がっています。ブルーオパーリンの 背景に並べられた3つの面を持つインデックスも夜光塗料で覆われ、当時のモデル同様、ブルーグレーのレイルウェイミニッツトラックを冠しています。そして、12番目のインデックスとして、ジャガー・ルクルトのロゴがダイヤルに最後の冠を添えています。このタイムピースは、色褪せることのないデザインを描くオリジナルピースへの鮮やかなオマージュとなっています。

　 ブラッシュ仕上げのステンレススチール製ケースは、手首に現代的なデザインと極上のエレガンスを漂わせます。全面にエングレービングが施された裏面のケースバックには、500本限定モデルの記載が見られます。中央の “Control 1,000 Hours” の文字は、タイムピースが1,000時間にも及ぶ歩度と信頼性に関する厳格な検査に合格したことを証明しています。

　 ストラップには、ディープブルーの 「トリエステ」 と呼ばれるコットンブレードを採用し、クリアブルー・スレッドのステッチがエレガントに施されています。内側のカーフレザーは、しなやかで快適な着け心地を保証します。