RICHARD MILLE | リシャール・ミル パデル パワー！ フェルナンド・ベラステギンがリシャール・ミル ファミリーに仲間入り

　どんなスポーツでも、議論の余地のない、揺るぎない“GOAT”が一人だけ存在するのは珍しいことです。テニス界がいまだに“Greatest Of All Time（史上最強）”論争を繰り広げているのに対して、パデル界では、16年連続世界1位を獲得したフェルナンド・ベラステギン（友人やファンには“ベラ”の愛称）でしょう。2002年から2017年まで、彼は他のスポーツでは前例のない世界1位であり、出場した286の決勝戦のうち230以上を制覇しました。

　パデルは新進気鋭のスポーツです。パデルが国民的スポーツで400万人がプレーするアルゼンチン出身のベラは、サッカーに次いで2番目にパデルが盛んなバルセロナに住んでいます。テニス、スカッシュ、バドミントンのエネルギッシュなクロスオーバーを想像してください。パデルというスポーツは、スピード、正確さ、集中力を兼ね備えています。ポイントは一瞬の直感で決まるように見えますが、成功は長年のコート上での反応から生まれます。「ボールのスピードは速いけど、重要なのはスピードよりも集中力なんだ。コート上では完全にゾーンに入っているんだ」とベラは言います。

　ベラのパデルへの道は、スポーツへの情熱に突き動かされ、若い頃から始まりました。幼いころ、彼はさまざまなスポーツで類まれな才能と献身を発揮しましたが、本当に自分自身を見出したのはパデルでした。1995年、わずか15歳でプロとしてのキャリアをスタートさせ、世界プロサーキットの最高峰で戦うようになったのです。

　ベラステギンの抜群の手と目の連動性、戦略的な洞察力、そして比類なき労働倫理は、彼がゲームで卓越することを可能にしました。彼は時間に対してしなやかな関係を持っています。競技の合間には、過酷な肉体的ルーティンとは別に、彼は1日30分を「ビジュアライゼーション（ボールはスローモーションだが、彼自身はアクセル全開で反応するような心象風景）」に費やしています。

　彼がリシャール・ミルに惹かれるのは、時間との関係だけではありません。「私たちはディテールへのこだわりを共有しています。私たちはそれぞれ、壁を破ることを信じています」。ブランドの精神との主なつながりは、コート上で彼を鼓舞するのと同じインスピレーションの源です。「それは“家族”なんだ。それ以上のモチベーションを知っている人がいたら教えてほしい！ 私にとっての勝利とは、16年間トップにいることではなく、両親や妻、子供たちの目を見て、自分ができる限りのことをしたと思えることなんだ」とフェルナンドは説明します。

　ベラは、リシャール・ミル ファミリーの一員となることで、パデルの人気がますます高まることを確信している。彼がRM 35-03 オートマティック ラファエル・ナダルを身に着けることを喜んでいる理由は2つあります。1つ目は、「ラファが私の永遠のヒーロー」であること、そして2つ目は、「色を見てください、アルゼンチンの白と青、まさにパーフェクト！」

　コート上での活躍にとどまらず、ベラがスポーツ界に与えた影響は、スポーツマンシップやパデルの世界的普及への献身にまで及んでいます。2020年、彼はパデル専用のスポーツ複合施設であり、あらゆるレベルのプレーヤーにレッスンを提供するベラ・パデル・アカデミーの本拠地でもあるベラ・パデル・センターを設立しました。彼のカリスマ的な人柄と魅力的なプレースタイルは、このスポーツの成長と全大陸での人気に大きく貢献しています。