ビジューワタナベ・白金台オルロジュリ東京都港区白金台3-17-5間中ビル1Ｆ

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Airain（エイレン）は、代々からの時計職人の家系であるドダーヌ家の3代目レイモンド・ドダーヌによって1934年に創業された時計ブランド。
１950年代、 エイレンはブレゲとともに仏国防省が作成した航空士用航空フライバック・クロノグラフのミルスペック＝“タイプ20”の供給サプライヤーのひとつに選定されました
そして、当時のデザインを忠実に再現し少量の限定生産されたのが今回ご紹介する「Type 21」です。1956年、それまで仏軍が正式採用していた「タイプ 20」の機能性向上を求め、仏国防省のさらなる要求により誕生したモデルが「タイプ 21」です。
ケース径は39,5mmと、少し小ぶりで毎日ストレスなく装着できるサイズです。
このモデルは特殊な構造である「フライバック機能」を備えたクロノグラフを搭載しています。時計通であればご存じでしょうが、一般にクロノグラフの操作は２時位置のスタートボタンを押してクロノ針を作動させ、もう一度同じボタンを押してクロノ針を止めます。続けて次の計測を行う場合、４時位置のリセットボタンを押してクロノ針を元に戻してから、再度スタートボタンを押すという手間のかかる操作が必要になります。一般的なクロノグラフでは、クロノ針が作動中リセットボタンを押してクロノ針を戻そうとすると故障してしまいます。
ところが「フライバック・クロノグラフ」は、作動中にリセットボタンを押すだけでクロノ針がスタート地点へ戻り、自動で再スタートするという画期的な機能が備わっています。
ブレゲのアエロナバルがその代表と言えますが、この機能は複雑な構造のため大変高価になってしまいます。ご紹介のモデル・エイレン「タイプ 21」の価格でフライバック機能を備えたクロノグラフ時計は見つけられないないでしょう。
もう一つ、エイレン「タイプ 21」はクロノグラフの操作で高級時計だけが採用しているコラムホイール機能を搭載しています。この機能はクロノグラフの操作でレバーの動きを細かく制御できるのが特徴ですが、複雑な形状を切削して作り製造コストがかかるため高級クロノグラフのみに採用されている希少なムーブメントです。
風防は１９５０年代はドーム型のプラスティック風防でしたが、「タイプ 21」は傷の付き難いドーム型のサファイアガラスを使用することでオリジナルモデルを再現しています。




※2025/04/05時点の情報となります。
※消費税率の変更に伴い、表示されている価格につきましては新旧税率が混在している可能性があります。ご了承ください。