BASEL WORLD2017 URWERK New Model2017年 ウルベルク新作　UR-210S アマデウス　01

　レトロフューチャーな世界観で構築された「UR-T8 トランスフォーマー」とは対極に位置するのが、古典的な時計装飾の趣を湛える「UR-210S アマデウス（UR-210S Amadeus）」。これは「父親から譲り受けた、18世紀の正統派バロック・スタイルの壁掛け時計に触発されたものです」とフェリックス・バウムガルトナー氏は述べる。

　この装飾を担当するのは、銃器装飾のエキスパートであるエングレーバー、フロリアン・ギュレ（Florian Güllert）氏。古代ギリシア以来の建築装飾のモチーフである、葉アザミ（acanthus leaves）模様がケースやブレスレットに施され、ギュレ氏によれば「17世紀頃のポスト・ルネッサンス様式を現代的に解釈した」もので、完成までに260時間を要すると言う。

　なお製品名は18世紀の天才音楽家 “ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト” に敬意を表したもの。「彼は間違いなくパンク・サブカルチャーのパイオニア。我々は彼のスピリットを共有したい」とバウムガルトナー氏は述べる。

　これは1点モノのユニークピース製作品となる。

＞銃器エングレーバーの技を堪能