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SIHH2018 AUDEMARS PIGUET New Model2018年 オーデマ ピゲ新作 ミレネリー

 1995年に初登場した「ミレネリー」は、その大胆なオーバルケースにより腕時計のデザインに一石を投じたモデルである。


 10年後の2015年には装いも新たなレディスウォッチとして発表され、この時はケースやラグにセッティングされたダイヤモンドや、MOP(マザー・オブ・パール)を使用したダイアルが話題に。さらに半ばシースルー化した手巻きムーブメントCal.5201は、表側と裏側両面から9時位置の脱進機の作動を眺めることが可能で、この視覚化により通称“ハート”と呼ばれている。


 2015年では3種類のバリエーション、すなわち18Kピンクゴールド・ケース×ダイヤモンドセット・ダイアルの他、18Kホワイトゴールド・ケース×MOPダイアル、18Kホワイトゴールド・ケース×ダイヤモンドセット・ダイアルが用意された。


 その「ミレネリー」の新作が、2018年のSIHHを直前に迎えた前年11月のドバイ・ウォッチウィークにおいて発表。今回新たに加えられたのが“セカンドスキン(第二の肌)”と呼ばれるブレスレット。一見するとミラネーゼ・ブレスレット(1950~1960年代に流行したミラノスタイル・ブレスレット)と思いがちだが、これをオーデマ ピゲは“ポーランド風ブレスレット”と呼んでいる。


 特徴はブレスレットを形作るゴールド製の糸状のワイアーだ。ミラネーゼ・ブレスレットではワイアーを同方向に巻くのに対し、今回のワイアーは左右交互に巻き付けている。これらは手作業によるものでポリッシングも相当な繊細さを必要とするが、このことにより、まるで第二の肌のように腕に馴染むことを実現した。


 またブレスレット以外でもオパールダイアルや、従来ロイヤル オークのみに使用されていたフロステッド・ゴールド技法を、ダイアル外周部等に採用したモデルも登場した点が新しい。当技法はゴールドの揺らめきを表現するフィレンツェに伝わる古代の鍛金技法で、当地のジュエリー・デザイナーであるキャロリーナ・ブッチとのコラボレーションであり、すでに2017年に「ロイヤル オーク・フロステッドゴールド」で紹介されている。


 華麗で繊細なゴールド技法を駆使した今回の「ミレネリー」は、オーデマ ピゲの審美眼に改めて気付かされる秀作である。


オパールとMOPダイアルにダイアセットも用意

AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)
  • AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)
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MILLENARY ミレネリー / Ref.:77247OR.ZZ.1272OR.01、77247BC.ZZ.1272BC.01
※クリックすると詳細をご覧になれます

ミレネリー
MILLENARY


Ref.:77247OR.ZZ.1272OR.01
ケースサイズ:縦35.4×横39.5mm
ケース厚:9.8mm
ケース素材:18KPG
防水性:20m
ストラップ:18KPGブレスレット
ムーブメント:手巻き、自社製ムーブメントCal.5201、21,600振動/時、約49時間パワーリザーブ、19石、部品数157個
仕様:ホワイトオパールのオフセンター・ダイアル+スモールセコンド
価格:4,900,000円(税抜)



Ref.:77247BC.ZZ.1272BC.01
ケースサイズ:縦35.4×横39.5mm
ケース厚:9.8mm
ケース素材:18KWG
防水性:20m
ストラップ:18KWGブレスレット
ムーブメント:手巻き、自社製ムーブメントCal.5201、21,600振動/時、約49時間パワーリザーブ、19石、部品数157個
仕様:ホワイトマザー・オブ・パールのオフセンター・ダイアル+スモールセコンド
価格:4,900,000円(税抜)




取材・文:田中克幸(ページ01)、名畑政治(ページ02、03、04、05、06、07) / Report&Text:Katsuyuki Tanaka、Masaharu Nabata
写真:堀内僚太郎(ページ02、03、04、05、06、07) / Photos:Ryotaro Horiuchi
※表記は2018年7月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2018年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。



INFORMATION

オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)についてのお問合せは・・・

オーデマ ピゲ ジャパン株式会社
〒104-0061 東京都中央区銀座6-5-13
TEL: 03-6830-0000


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