SIHH2018 URWERK New Model2018年 ウルベルク新作 UR-105 ストリームライナー
製品名に付けられた“ストリームライン（Streamline＝流線）” とは、1930～1940年代にかけて米国を中心に流行した工業デザインのスタイリング“ストリームライン・モダン”を意味する。水や空気の中を流れるように推進する流線型スタイルが建築、航空機、鉄道、自動車産業等の分野で幅広く採用された。
現代では“古き良き”ノスタルジックな世界観も意味する“ストリームライン”。世界限定50本で登場した新作「UR-105 ストリームライナー（UR-105 CT Stram Liner）」に込められた想いは、昨年の2017年に創立20周年を迎えたウルベルクが誕生以来歩んだこの20年間と共に、デザイナーのマーティン・フレイが1997年の創立当時、ニューヨークでアート活動をしていたという個人史も反映している。
垂直構造を基本とするこの新作をデザインするにあたり、マーティン・フレイの念頭には、エンパイア・ステート・ビルディングやクライスラー・ビルディングがイメージされていたという。
縦方向に掘られた複数の溝が深い印象を残すこの新作では、時計をオブジェとして意識せざるを得ないウルベルクの主張が込められている。搭載ムーブメントCal.UR 5.03は、各々3つのアワーインデックスを備えた4つのサテライトが、回転しながら分目盛りを移動することで時刻を表示するメカニズムだ。
UR-105 CT Stram Liner UR-105 ストリームライナー / 予価：8,200,000円（税抜）
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時計師フェリックス・バウムガルトナーは、当新作についてこのように述べる。
「UR-105 CTはふたつの顔を持っています。閉じた姿は驚くほど簡素で、時表示だけしか見えません。開けるといきなりメタリックな世界に急降下します。無機質の冷たい感じで、速度の概念と効率の追求が視認できます。ストリームライナーのカルーセルはすっかり新しくなりました。超軽量、超高性能、優れた耐久性が特色です」
UR-105 CT Stram Liner
UR-105 ストリームライナー
ケース径：縦53.0×横39.5mm
ケース厚：17.3mm
ケース素材：チタン×SS（鏡面仕上げ）
ストラップ：アリゲーター
ムーブメント：自動巻き、Cal.UR 5.03、52石、約48時間パワーリザーブ、アワーサテライト・ディスプレイ、巻き上げ効率セレクター、デジタルセコンド・ディスプレイ
限定：世界限定50本
予価：8,200,000円（税抜）
発売予定：入荷未定
取材・文：田中克幸 / Report&Text：Katsuyuki Tanaka
写真：堀内僚太郎 / Photos:Ryotaro Horiuchi
※表記は2018年4月現在のものになります。詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
※2018年最新作レポートの掲載価格つきましては、税抜き表記を行っているものもあります。
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