2023 New Model | HUBLOT
2023年 ウブロ新作 クラシック・フュージョン クロノグラフ オーリンスキー フルチタニウム
【編集顧問 田中克幸 ピックアップ】
光の入射と反射角度が創り出す陰影により、時計をメカニカルアートオブジェへと昇華させるフランスの現代アーティスト、リチャード・オーリンスキー。2017年のコラボレーション開始以降、細かな平面で構成される切子状のファセット加工は、2022年についに統合型ブレスレットにまで広がった。その最新モデルがオーリンスキー初のクロノグラフとなる「クラシック・フュージョン クロノグラフ オーリンスキー フルチタニウム(CLASSIC FUSION CHRONOGRAPH ORLINSKI FULL TITANIUM)」。正面から見るとマイクロブラスト加工のチタニウムが全体をマットなトーンで包み、従来の光と影が混在するモデルとは明らかに異なる方向性を見せる。
CLASSIC FUSION CHRONOGRAPH ORLINSKI FULL TITANIUM
クラシック・フュージョン クロノグラフ オーリンスキー フルチタニウム
Ref:549.NI.1270.NI.ORL23
ケース径:41mm
ケース厚:12mm
ケース素材:チタニウム(マイクロブラスト加工)
防水性:10気圧(100m)
ストラップ:マイクロブラスト加工のチタニウム、チタニウム製フォールディングバックル・クラスプ
ムーブメント:自動巻きクロノグラフ Cal.HUB1153、毎時28,800振動(4Hz)、パーツ数155個、35石、約42時間パワーリザーブ
仕様:時・分・秒・日付表示、クロノグラフ、シースルーバック
価格:2,332,000円(税込)
高品位機械式時計をひとつのアートオブジェ、ウブロによれば“メカニカル彫刻”にまで昇華させたオーリンスキーの功績は大きい。“The Art of Fusion”というウブロのコンセプトは、時計のカタチと存在自体を変身させてしまった。今回の新作でオーリンスキーが試みた方法はクローズアップすれば少し分かる。例えばベゼルはチタニウムのマイクロブラスト効果とポリッシュの効果がはっきりと分かれており、水平面はマット、垂直面はポリッシュ仕上げだ。一見すると落ち着いたグレートーンのオブジェに見えるが、細部を観察すれば微妙な違いが見えてくる。またダイアルにはファセット加工は施されておらず、これも“ごく普通の”クロノグラフに見える要因だろう。特にこの統合型ブレスレットモデルは、かなりの通人向けではないだろうか。
2017年末、米マイアミのイベント「アートマイアミ(ArtMiami)」で発表されたオーリンスキーとのコラボレーション。実質的なお披露目は翌2018年1月のジュネーブとなり、この6年間に登場したモデルは4種類。当初はアエロ・フュージョンが彼のキャンバスとなったが、2019年頃よりクラシック・フュージョンが目立つようになった。彼のファセット加工の対象はまずケースから始まり、次に2019年はダイアル(クラシック・フュージョン オーリンスキー チタニウム)、さらに2022年ではついに統合型ブレスレットにまで及んだ(クラシック・フュージョン オーリンスキー ブレスレット チタニウム)。2022年はブルーセラミックも選択されたが(クラシック・フュージョン オーリンスキー ブルーセラミック)、最近はチタニウムが印象に残る。また中3針モデルが多く選択されたのはダイアルへ施されるファセット加工のスペースを考慮してのことと思われる。その点、今回のクロノグラフの選択は新鮮だ。
MODEL Catalogウブロ モデルカタログ
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ビッグ・バン ウニコ サファイア バゲット(BIG BANG UNICO SAPPHIRE BAGUETTES)
2018/09/21
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ビッグ・バン ウニコ チタニウム セラミック(BIG BANG UNICO TITANIUM CERAMIC)
2018/09/21
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ビッグ・バン ウニコ キングゴールド セラミック(BIG BANG UNICO KING GOLD CERAMIC)
2018/09/21
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ビッグ・バン ウニコ セラミック マジックゴールド(BIG BANG UNICO CERAMIC MAGIC GOLD)
2018/09/21
INFORMATION
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