LAURENT FERRIER | ローラン・フェリエ 2025新作 ローラン・フェリエ「スポーツ・オート 79」

2025年の新作としてローラン・フェリエが、ブランド創業15周年を記念し、「スポーツ・オート 79」を発表しました。
過酷な24時間、総走行距離3,988kmを走りぬいた末、ローラン・フェリエ、フランソワ・セルヴァナン、フランソワ・トリスコーニの3人は、伝説のル・マン 24時間レースで総合3位に入賞しました。アマチュアドライバーとしてレースに挑んだ3人は素晴らしい偉業を成し遂げましたのです。この栄誉を称えてトロフィーが授与されましたが、もうひとつ特別な贈り物がありました。それは1本の腕時計でした。そのとき、彼らにはより大きな夢 ― 伝統的な価値観、時計への情熱、そしてエレガンスを貫く時計ブランドを立ち上げるという夢が芽生え始めたのです。こうして1979年6月10日、後に創業されるブランドの最初の礎が置かれます。
スポーツ・オート 79
ローラン・フェリエは単に既存のモデルの新しいバージョンを発表したのではありません。ブランド創業15周年を記念して誕生した「スポーツ・オート 79」は、歴史に刻まれた静かな勝利、時を超えて語り継がれる瞬間へのオマージュです。その瞬間とは1979年のル・マン 24時間レースでの表彰台のこと。総合3位というこの勝利が2人の創業者の運命を決定づけ、今日へと続く時計製造の長い旅の始まりとなったのです。
この新しいスポーツ・オートはブランド創業へとつながる記憶を受け継ぎ、目には見えなくても人生を大きく動かしたトロフィーが象徴するものの本質を捉えています。つまり、それは人生における転換点、ある情熱から別の情熱へのバトンの受け渡しを具現化したものなのです。

静かなる洗練
クリームカラーの文字盤はソフトでパウダリーな質感を与えるオパライン仕上げで、表面にシルバーピンクの色合いを与えるガルバニック処理が施されています。これはかつてレースドライバーだった二人の創業者の1979年レース3位入賞を巡る、穏やかで謙虚な姿勢を映し出しています。
「私たちはワールドチャンピオンではないのです」と、ローラン自身がよく口にする言葉です。
控えめな文字盤とは対照的にこの新しいバージョンはケースとブレスレットを含め、全体が5Nレッドゴールドで統一されています。幾重もの曲線の組み合わせで構成されたフォルムは、記憶に刻まれた伝説のレースのあらゆるディテールを体現しています。またゴールドの気高さが、勝ち取った真の偉業や生涯の冒険に挑む勇気の貴重さを呼び起こします。
5Nレッドゴールド製のインデックスと針には、ホワイトのスーパールミノバが塗布されています。6時位置にはスネイル仕上げを施したスモールセコンドが配され、パウダーグレーの目盛りがアクセントになっています。ローラン・フェリエのすべてのコレクションと同様に、文字盤の視認性は重要な要素です。パウダーグレーのミニッツトラックが視認性を最大限に高めています。そしてロゴとセンターのクロスラインが調和しています。3時位置に配された緩やかなスロープを描く日付窓は、繊細に転写されたフレームラインによって強調され、同コレクションのすべてのモデルに共通して「Sport Auto」の表示はセンター針とスモールセコンドの間にトーンオントーン(文字盤と同色)で転写されています。
洗練されたエレガンス
レーシングカーのエアロダイナミクスから着想を得たスポーツ・オート 79のデザインは、丸みのあるカーブとしなやかなラインの巧みな組み合わせが特徴です。直径41.5mmの5Nレッドゴールド製ケースは同じ素材で作られた一体型ブレスレットが組み合わされています。ローラン・フェリエは、丸みを帯びたトノー型のミドルケースに、スクエアモデルのクッション型のシルエットを彷彿とさせる柔らかいフォルムのベゼルをさりげなく重ね合わせました。
ケースの各面にはブランドのこだわりである仕上げ処理が施されています。側面をポリッシュ仕上げにしたベゼルの表面にはサーキュラーサテン仕上げが施され、垂直サテン仕上げのミドルケースとコントラストを織り成しています。3連のメタルブレスレットもこの交互のロジックに従っており、垂直サテン仕上げを施した表面が、ポリッシュ仕上げの傾斜した側面によって引き立てられます。ブランドを象徴するボール型のリューズはねじ込み式で、ミドルケースと調和するように組み込まれています。膨らみのあるカーブは指先で操作しやすく、自動巻きムーブメントを気持ちよく巻き上げられます。120mまでの防水検査済みで、日常での快適性を保証します。

細部に宿る芸術
5Nレッドゴールド製のこのスポーツ・オートはマイクロローターを持つ自動巻きキャリバーLF270.01を搭載しており、これはジュネーブの自社工房で設計、装飾、組立が行われています。ナチュラル脱進機を備えたマイクロローターから着想を得たこの堅牢で精密なエンジン(ムーブメント)は手作業によって仕上げられ、プラチナ950製のローターを備えています。驚くことにこのマイクロローターには、1979年のレースに関連する数字がレーザー彫刻で微細に刻印されています。
完璧ともいえる仕上げで高い評価を受けるローラン・フェリエのムーブメントは、サファイアガラスのケースバックから見ることができ、愛好家を大いに喜ばせます。繊細な水平方向のサテン仕上げにルテニウム加工が施されたブリッジが、ムーブメント全体に現代的なエネルギーを吹き込んでいます。
ローラン・フェリエの仕上げ工房では、実に多くの工程が手作業で行われます。なかでも、ローターブリッジの装飾は驚くべき精密さで際立っています。角の面取り、ジャンシャンとダイヤモンドペーストによる研磨、ブラックポリッシュ仕上げの表面加工、そして地板側の「ブルイヤージュ」(マット仕上げ)など。この部品だけでもすべての仕上げ工程を終えるには合計2~3時間かかります。この専門技術はムーブメントの全部品にも生かされており、非常に複雑な戻り角、亜鉛プレートを使ったブラックポリッシュ加工、ルテニウム・サテン仕上げやペルラージュなど、すべて自社工房で行われています。
大胆なビジョンの成果
この時計は単にレースや友情を記念するものではありません。確かに3位入賞という栄誉を思い起こさせますが、表彰台で授与された栄誉ではなく、願望が形になり、情熱が燃え上がり、ついに実現したときに自分自身に贈る栄誉です。
スポーツ・オート 79のピュアなラインには、自信、大胆さ、そして不屈の精神という共通の歴史が映し出されています。そして、もし私たちがただ過去の偉業の記憶を称えているだけではなく、個人的な達成に対する栄誉を称えているとすれば? スポーツ・オート 79は、情熱に突き動かされて、限界を越えて夢を現実にしようとするすべての人々を共に称えようという想いでもあります。
SPORT AUTO 79
スポーツ・オート 79
Ref:LCF040.R5.GR1C1
ケース径:41.5mm(3時横から9時横までの幅)
ケース厚:12.7mm
ケース素材:18K/750 5Nレッドゴールド
防水性:120m
ストラップ:18K/750 5Nレッドゴールド製一体型3連ブレスレット、フォールディングクラスプ
ムーブメント:自動巻き、Cal.LF270.01、72時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、31石
仕様:センターに時・分表示、6時位置にスモールセコンド、3時位置に日付表示、シルバーローズのガルバニック処理を施したオパライン仕上げのクリームカラー文字盤、18K/750 5Nレッドゴールド製インデックスにホワイトのスーパールミノバ、ホワイトのスーパールミノバ付き「アセガイ」型の時・分針、シースルーケースバック
価格:14,773,000円(税込)

※2025年6月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。
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