Leica Watchドイツの高級カメラーメーカー「ライカ」が作った本格機械式時計 「ライカWatch」登場!
ライカ・ファンの聖地ライツパークで行われた
世界で最初の「ライカWatch」発表会
ライカ・カメラを製造するドイツ・ヘッセン州ウェッツラーに本社を置くライカカメラ社(Leica Camera AG)が、世界中のライカ・ファンの聖地としてライカ製造工場を中心に建設を進めてきた「ライツパーク」の第3フェーズが完成した。
これによりライツパーク内に「エルンスト・ライツ・ヴェルクシュタッテン社」が創設され、そこで製造と販売が行われる新作時計「ライカWatch」2モデルが発表された。
それがライカWatch L1およびL2である。これらは既存の汎用ムーブメントを使うのではなく、ドイツ南部シュヴァルツヴァルト地方に拠点を置くレーマン・プレシジョンウーレン社との共同開発によるメイド・イン・ジャーマニーの新型ムーブメントを搭載し、新たな機能を持つ意欲的なモデルとなっている。
また、ライツパーク内に新たに設置された「エルンスト・ライツ・ヴェルクシュタッテン社」では、これらの新しい「ライカWatch」の製造から販売までを行う。そして、その組み立て工程は、ストアの大きなウインドウを通して実際に見ることができる。
実はこれまでにもライカのブランドの時計は存在したが、多くは外装デザインをライカ流に味付けしたもの、あるいはカメラの機能からヒントを得てデザインの一部に取り込んだものだった。しかし、今回は単に外装デザインだけでなく、ムーブメントの設計から機能まで、すべてライカのオリジナルであり、これが時計製造メーカーと共同開発で実現したことが、従来との大きな相違点である。
事実、ライカカメラ社主のアンドレアス・カウフマン氏は、ヴィンテージカーやヴィンテージウォッチの愛好家・収集家であり、彼の個性とテイストが、この新しい「ライカWatch」に存分に反映されているようだ。
この注目の「ライカL1」と「ライカL2」は、2018年秋以降、一部のライカストアにおいて発売される予定である。
取材・文:名畑政治 / Report & Text:Masaharu Nabata
協力:ライカカメラジャパン / Thanks to Leica Camera Japan
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