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Leica Watchドイツの高級カメラーメーカー「ライカ」が作った本格機械式時計 「ライカWatch」登場!

ライカの聖地「ライツパーク」が拡張。
新たなエリアが完成し、さらに充実

ライツパークの設計は、フランクフルトの建築事務所「gruber + kleine-kraneburg」が担当

ライツパークの設計は、フランクフルトの建築事務所「gruber + kleine-kraneburg」が担当。新たに建設されたエリアの建築コンセプトは、既存の建物に見られる曲線や直線を多用した様式とは一線を画し、イタリア・ルネサンス建築の様式を多く取り入れたという。

  新しい「ライカWatch」の発表と同時に、ライカカメラ社が本社を構えるドイツ・ヘッセン州ウェッツラーの「ライツパーク」に新たな複合施設が完成し、オープニングセレモニーが開催された。


  新しいエリアは4つの建物で構成されている。第一は129の客室を有する「arcona LIVING ERNST LEITZ HOTEL」。写真のさまざまな要素をコンセプトとして内装や空間がデザインされている。部屋のタイプは、コンフォートルーム、スーペリアルーム、エグゼクティブルーム、アパートメント、スイートの5種類があり長期滞在にも対応できるよう、キッチンを完備する部屋も用意されている。また、館内には現在、60人以上の写真家が撮影した250点以上の作品が展示され、ライカが手がけたホテルであることを物語っている。


  このホテルの隣には第2の建物が建設され、そこにはライカミュージアムとミュージアムショップ、ライカアーカイブ、ライカアカデミー、ライカストアが入る。ただ、現在のライカミュージアムは今後、ライカが製作したあらゆる光学機器(顕微鏡、双眼鏡、カメラなど)を網羅し、ライカの歴史のすべてが学べる施設を目指すという。


  第3の建物は、エルンスト・ライツ・ウェッツラー社(旧CWソンダーオプティック社)の新しい本社。同社は2008年に設立され、主に映画用カメラのレンズを製造し、世界的に高い評価を得ている。


  第4の建物は、地元の企業に新しい拠点を提供するオフィスビル。このビルの1階にオープンしたのが「エルンスト・ライツ・ヴェルクシュタッテン社」であり、「ライカWatch」の組み立てや販売を行う。


  このライツパークの拡張について、ライカカメラ社主のアンドレアス・カウフマン氏はこう述べている。


「新しいライツパークは光学産業の代表的な中心地のひとつとなる複合施設で、研究、芸術、文化の各施設が集結し、世界中の写真愛好家を魅了する場所となります。また、合計で約1,200人の雇用を創出するなど、さまざまな点で地元に貢献するほか、ウェッツラーの街と観光産業に多大な恩恵をもたらすことになるでしょう」


  ライカ・ファンのみならず、カメラや時計などの精密機器に興味を抱く人々にとって、この新しいライツパークはまさに聖地。ライカを開発したオスカー・バルナック技師が、1914年にライカ試作機「ウル・ライカ」でテスト撮影を行ったウェッツラーの街もほぼ当時のままの姿を残しているので、今後、ライツパークとウェッツラー市街を巡ることが、全世界のカメラ愛好家にとっての“聖地巡礼”となるに違いない。

取材・文:名畑政治 / Report & Text:Masaharu Nabata
協力:ライカカメラジャパン / Thanks to Leica Camera Japan

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