WPHH JAPON 2015 in KYOTO 京都の非日常空間を駆使した 大胆なウォッチ・エキシビション
時計ファンならすでにご存じのように、「WPHH(The World Presentation of Haute Horlogerie)」とは、フランク ミュラー(FRANCK MULLER)を中心とするウォッチランド グループが開催する独立した時計展示会である。
近年は毎年1月にその生産拠点であるジュネーブ郊外のジャントゥに建設されたフランク ミュラー ウォッチランド(FRANCK MULLER WATCHLAND)で開催されているが、2013年から我が国でも京都で「WPHH JAPON in KYOTO」として開催されている。
恥ずかしながら私はこれまで、スケジュールの都合がつかず、この「WPHH JAPON in KYOTO」を訪問したことが無かったが、第3回を迎えた2015年の今回、念願かなってやっと訪れることが出来た。
その舞台は、日本画の巨匠である竹内栖鳳(たけうち・せいほう)が、1929年、豊かな自然に囲まれた京都・東山に築いた私邸兼アトリエをベースとする「THE SODOH(艸堂)」。およそ1700坪の広大なスペースに日本建築や庭園が点在する京都屈指の非日常的空間である。
10月19日、京都駅から乗った車を降り、「竹内栖鳳邸跡」と刻まれた石柱を横目で見ながら門をくぐってU字型の坂道を上ると、そこはもう外部からは遮断された「THE SODOH(艸堂)」の世界。そこから見える外部の風景は唯一、法観寺の八坂の塔だけだ。
そして、この異空間にウォッチランドのコンセプトに従って、それぞれの家屋の内部や庭園に、さまざまなプロダクツとオブジェがディスプレイされている。それはさながらウォッチランドが手がけたゴージャスなテーマパークのようだ。
ここではまるで時間の流れさえ、ゆったりと感じられる。では今日の一日を、このファンタジックな異空間に身を置き、非日常な時を過ごすことにしよう。
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ウォッチランドの時計作りの一端を紹介する展示スペースには時計技師が常駐し、実際に時計の分解や組み立てを実演した。
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さまざまな意匠が凝らされたフランク ミュラーのオリジナル・ダイアルの展示。美しく多彩なダイアルが、これだけ集められると実に壮観である。
取材・文:名畑政治 / Report&Text:Masaharu Nabata
協力:ワールド通商株式会社 / Special Thanks:WORLD COMMERCE CORPORATION
フランク ミュラー(FRANCK MULLER) についてのお問合せは……
フランク ミュラー ウォッチランド東京
東京都中央区銀座5-11-14
TEL:03-3549-1949
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