WPHH JAPON 2015 in KYOTO 「先進性と機能美の融合。 それがクストスの持ち味です」
2005年、未来への伝説を創り出すべく誕生した革新的な機械式腕時計ブランド「クストス」。その創業者でありCEOのサスーン シルマケス氏も「WPHH JAPON 2015 in KYOTO」の開催に合わせて来日。そこでクストスの特徴と先進性、技術的な優位性について伺った。
「我々は2005年にブランドを立ち上げ、デザイナーであるアントニオ テラノヴァ氏と共に自分たちの手で、伝統的ではなくオリジナリティがある新しい時計を作ろうとスタートしました。
まず一番は美しさです。そしてムーブメントにも特徴を持たせました。この点についてはデザイナーであり時計技術者でもあるテラノヴァの力が大きかったのですが、外装においても構造においても、非常にバランスの取れた製品を作ることができました。
また当時、我々と競合する新しいブランドは、ほとんどありませんでした。これも幸いしましたね。
もちろん、我々の目的は、ひとつのモデルを出すことではなく、コレクションを構成すること。たとえば、さまざまなバリエーションを持つムーブメントやスケルトン・モデルを作り、チタンやアルミニウムなどをケースに用い、装飾も先進的なものを目指しました。
それを開始したのが10年前。やがてミニッツリピーターの防水モデルといった、これまで無いモデルを発表し、あらゆる面でオリジナリティを主張したのです」
大胆なフォルムと先進素材を融合させたクストスのタイムピースは若者を中心に人気を獲得。シルマケス氏のコンセプトは確かに受け入れられた。
「数年前からブランドも安定し、2年ほど前から広報にも注力していこうと考えアンバサダーと契約しました。
その最初がバイク・レーサーのダニ ペドロサ。次がエッフェル塔の設計者であるギュスターヴ エッフェルの曾孫(ひまご)フィリップ クープリ エッフェル氏です」
このエッフェル氏とのパートナーシップから誕生したのが、2014年のWPHHで発表された「ギュスターヴ エッフェル 」である。
「エッフェル塔モデルについては、その正統な継承者である曾孫フィリップ クープリ エッフェル氏と契約しました。エッフェル塔の権利は彼が持っているのです。
2014年に発表した最初のモデルには、ギュスターヴ エッフェル氏の発明である鉄骨構造からヒントを得て、ケース装飾に取り入れました。このブロンズ・モデルは、エッフェル塔の公式時計にもなっています。
また、フランスの著名な俳優ジェラール ドパルデューも我々のアンバサダーのひとり。彼とのコラボレーションでも、オリジナリティに富んだモデルを制作しました。
このように、先進性がなによりも我々の特色であり、ワールドワイドの広報活動と連動させることで、常に新しい情報を発信していくことを心がけています」
サスーン シルマケス
Sassoun Sirmakes
1984年生まれ。父は有能なケース職人にして宝飾師であり、フランク ミュラー ウォッチランド グループの共同オーナー兼会長ヴァルタン シルマケス氏。17歳で高校を卒業したサスーン シルマケス氏は父の仕事を手伝いながら、次第に時計製造に興味を持ち、2003年、19歳で独立を決意。2004年にデザイナーであるアントニオ テラノヴァ氏と出会って「クストス」創業のコンセプトを固め、2005年春、21歳でブランドをスタートさせた。
クストス/チャレンジ ジェットライナー 10th アニバーサリー
クストス誕生10周年記念モデル。自動巻き、Cal. CVS350、21石、パワーリザーブ約42時間、日付。ステンレススティール×PVD、縦53.7×横41.0×厚さ13.35mm、100m防水。限定各30本。1,250,000円(税抜)。
取材・文:名畑政治 / Report&Text:Masaharu Nabata
協力:ワールド通商株式会社 / Special Thanks:WORLD COMMERCE CORPORATION
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