メインコンテンツに移動

GRAND PRIX D'HORLOGERIE DE GENÈVE 2023番外編!“GPHG”特別企画 最終審査員、飛田直哉氏による“実録! ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ2023” 06

飛田さんに一問一答……「GPHGの意義と日本の存在感」、
そして最新のNH WATCHコレクション

2018年に飛田直哉氏によって設立されたNH WATCH株式会社

2018年に飛田直哉氏によって設立されたNH WATCH株式会社。飛田さんの古典時計、特に1930~1960年代の機械式時計黄金期への憧憬と深い知識、愛情によって生み出されるNH WATCHは、大量生産の大手メゾンでは目が届かないような細部へのこだわりに満ち溢れている。当然、世界の時計愛好家が見逃すはずもなく、毎月のように様々な形での問い合わせが国内外からあると言う。2018年試作機の「NH TYPE 1A」に始まり、2019年では1モデルだったコレクションは毎年着実に増加、2023年には7コレクションにまで充実した。本特集を締め括るこの最終ページでは、2024年のコレクションから厳選4モデルを紹介する。写真は「NH TYPE 1D-2」(18Kイエローゴールド・ケース)。※詳細な製品情報は公式HP内でも確認できますが、さらなる問い合わせやNH WATCHへの訪問等は公式HP内の「CONTACT」フォームよりお申し込み願います。
https://naoyahidawatch.com/

Chapter 08. 日本はもっと存在感を示すべき


 飛田さんへのインタビューの最後は一問一答形式でGPHGの意義と日本のプレゼンスについて尋ねた。


――GPHGはスイスで開催される時計の式典としては良いプラットフォームになりましたね。――


[飛田氏]そうですね、みなさんに紹介する場合でも「時計界のアカデミー賞です」と分かりやすい説明ができますから、しっくりくるでしょう。ただし、受賞ブランドに偏りがあるとか問題はありますけどね。


――そうそう、私(田中)も2017年頃からGPHGの記事を作成していますが、3年ぐらい前に第1回の2001年からの部門毎や時計ブランド毎の受賞履歴をリスト化したことがあり、現在も毎年データを更新しています。それらを見ると、ブランドごとの偏りがかなりあるのに気付きます。
 ここでジュネーブという街について考えてみたいのですが、新型コロナのパンデミック以前よりバーゼルの問題が顕在化しておりました。その結果、時計発表会の比重が量的にも質的にもジュネーブにかかったところにSIHHがウォッチ&ワンダーズ ジュネーブ(W&WG)へと変容し、それを発展的解消をしたのが2022年。さらにこの街にジュネーブ・ウォッチ・デイズ(GWD)やら他のジュエリー系メゾンの独自発表会が加わった結果、19世紀の再来であるかのように“時計の都、ジュネーブ”というアピールが非常に強くなってきました。この時計界の大きな枠組みの変化を考えると、ジュネーブのGPHGの重要性とポジションは完全に認知されていますね。当日の混雑ぶりはいかがでしたか。――


[飛田氏]ガラ・ディナー(パーティ)の様子から判断すると、授賞式後にインタビューとかがありますが、とにかく「早く2階の(ガラ・ディナーの)会場へ行け!」というのが主催者側の意向です。しかしその途中、ホテルのエントランスで出席者たちが立ち飲みしているんです。シャンパンのローラン・ペリエがスポンサーなので、みなさん楽しく飲んでます。ガラ・ディナーの招待客はごく一部ですが、GPHGの授賞式には(招待客であるかは別にして)スイス中の主だった時計関係者が来るので、授賞式後はみなさんエントランスでずっと飲んで談笑しています。その後は食事にでも行くのでしょう。ものすごい人数ですよ。昔バーゼル時代に、その日のプログラム終了後にはメインのホール1.0の前でみんなビールを飲んでバンドが出て演奏して、ずっと喋っていたでしょう。あんな感じですよ。
 ジュネーブやラ・ショー・ド・フォンのジュラ山脈界隈、おそらくシャフハウゼンからも時計関係者がどっと来ています。なにしろ授賞式の後半部は立ち見客が出るほどの大人数が授賞式に押し寄せて来るのです。先ほど述べたように、もっと日本のメディア(や時計関係者)は当会に参加して日本のプレゼンスを高めた方が良いですよ。

Conclusion 総括


 新型コロナのパンデミックによる出入国制限や円安等による悪影響もあるが、飛田さんが言われているようにスイスの現場における日本のプレゼンスが弱いというのは問題である。何にせよ日本は世界におけるスイス時計市場の約6.8%(註:2023年度のスイス時計協会発表の統計データによる)を占めている。日本の時計関係者やメディアは、W&WGやGWDにもっと積極的に参加すべきだと思う。特にスイスの時計会社や関係者と直に接触できるGWDは、もっともっと注目されるべき存在だ。

 振り返れば20世紀の終わり頃に始まった時計界の大革命は、21世紀に入り四半世紀経った現在もなお進行中である。最初は大手グループの結成(あるいはグループ内ブランドのさらなる強化)による資本投下や、サプライヤーの垂直統合もしくは密接な協業関係から始まり、併せて自社ムーブメントや新素材の開発、また続々と誕生するムーブメント開発会社の活動など、現在も目が離せない状況が続いている。さらに台頭著しい新興時計会社の存在は、“時計成熟期”の現況を表していると言える。毎年のGPHGノミネートリストを見ると、新たな時計会社・独立工房が続々と誕生しているのが確認できる。

 また2010年頃からの新しい傾向として、世界に点在する時計愛好家クラブや個人発信力の強いユーザーからのプレゼンスが急激に高まってきている点が挙げられる。彼らの存在は、今後の時計潮流には絶対に欠かせない要素のひとつだ。このような中で台頭してきた、時計会社公認のカスタムウォッチは要注目の現象だ。何を今更、と言われる方がいらっしゃるはずだ。しかし、かつては個人の趣味として“本家”とは一線を引いていたカスタムウォッチを、本家である時計会社が取り込み始めた現象は注目せざるを得ない。一方、時計会社側にも第三世代(あるいは第四世代)の30~40代の新指導者達による新しい試みが成功を収め始め(例:ショパールの「アルパイン イーグル」やレイモンド・ウェイルの「ミレジム」)、またハイジュエラーによるオートマタ等の超・高級時計の新定義とも言える創作活動など、相当なうねりが現在の時計界に渦巻いている。極東の我々日本も大人しく佇んでいる場合ではない。近い将来を見据えた展望を持って、日本はスイス時計に積極的なアプローチと存在感を示す時期だと思う。Let's Go to Swiss!


2024年NH WATCH主要コレクション


 ひょっとして初めてNH WATCHをご覧になられる方のために、簡単なモデル分類法の説明を。最初のナンバーは開発順番を示すと同時に当該モデルの基本スタイルを表示。その次のアルファベットならびにハイフン(-)後の番号は仕様のバリエーションを意味する。現行モデルで言えば「TYPE 1」グループは、創業年の2018年にNH WATCHでいちばん最初に製造された9時位置スモールセコンドの「1型」を意味する(「NH TYPE 1A」は1点製造品かつ試作品のため未販売)。2024年時点では「1D」(「D」=「1型」の第四世代。2019年発売)、「1D-2」(「1型」の第四世代の別仕様タイプ「2」。9時位置スモールセコンドの18KYGケース。2024年発売)、「1D-3」(加納圭介氏による手彫り装飾を施したバリエーションモデル。2024年発売)がラインナップされている(年間生産本数が限られているので興味のある方はお早めに)。典型的な工業製品の分類法だが、例えば軍用航空機の型式番号(モデルナンバー)をイメージして頂ければよろしいかと。英国スーパーマリン社開発のスピットファイア(1930~1940年代の航空機。バトル・オブ・ブリテンで大活躍)やブレゲのアエロナバル(腕時計)など。なお搭載ムーブメントはすべて手巻きを採用しケースの薄型化を実現、よりドレッシーなスタイルを目指している。

2022年に20点が発売された「1D」のバリエーションモデル「1D-2」。NH WATCH初の18Kイエローゴールド製ケースを採用

NH TYPE 1D-2
2022年に20点が発売された「1D」のバリエーションモデル「1D-2」。NH WATCH初の18Kイエローゴールド製ケースを採用。9時位置にスモールセコンドを配した、飛田さんが敬愛する初代ブレゲへのオマージュが随所に散りばめられた1本。クローズアップすると分かるが(当ページトップ掲載のメイン写真参照)、インデックスの手彫りの深さと角度や、手作業で研磨されたダイアル外周部の60個(60分)の18KYG製分目盛り(当然、ひとつひとつ研磨された後にリングに組み込まれている)などに、機械式時計黄金時代の妙味を感じられると思う。ダイアルは銀摩擦メッキ仕上げを施した洋銀製。次に紹介するバリエーション・モデルの「NH TYPE 1D-3」も18Kイエローゴールドを用いているが、共にケースバックがプレーンなので何か特別にエングレーブをお願いできたら楽しいのではないだろうか? 飛田さんが18Kイエローゴールドを採用した理由は、おそらく1940~1960年代の高価な金時計には当素材が用いられていたからと思われる(その理由は、おそらく当時の配合技術の関係で他色は難しかったからと推測する)。末長く「NH TYPE 1D-2」を愛用すれば、きっと往年の時代のアンティーク時計のような渋味が出てくるはずだ。

ケース径:37.0mm(ラグからラグまでのサイズ=44.0mm)
ケース厚:9.8mm
ケース素材:18Kイエローゴールド
防水性:5気圧
ストラップ:手縫い仕上げによる日本のザ ソール(THE SOLE)社製レザーストラップ。表面はブライドル・レザー、裏面は150年の歴史を持つドイツのPerlinger社製ノブレッサ・カーフ。18KYG製ピンバックルの裏側に手彫りで小さく“NH”のロゴを刻印
ムーブメント:手巻き、Cal.3019SS、直径30.0mm(13 1/4ライン)×厚さ4.3mm、約48時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(毎秒8振動/4Hz)、18石
仕様:時・分・秒(9時位置にスモールセコンド)表示。ねじ込み式ケースバック。銀摩擦メッキ仕上げを施した洋銀製ダイアル。ブレゲアラビックインデックスは手彫り仕上げ。ダイアル外周の60個の18KYG製分目盛りは手作業による研磨後、分目盛りリングに組み込まれる。ベゼルと針は18KYG製
生産本数:2024年~2025年に5本程度を生産予定
価格:6,380,000円(税込)

「NH TYPE 1D-2」のケースサイドにエングレーブを施したバリエーション・モデル

NH TYPE 1D-3
上で紹介した「NH TYPE 1D-2」のケースサイドにエングレーブを施したバリエーション・モデル。ケース素材は「NH TYPE 1D-2」と同様、NH WATCHが2024年に初採用した18Kイエローゴールド製。メカニズムのスペックは共通なので、ここでは外装部について少し解説を試みる。彫金師の加納圭介氏がケース側面に施すデザインは、アール・デコ期に見られる噴水や波をイメージし、彫刻的な技法を用いて彫り込まれている(余談だが、個人的には東京都庭園美術館の照明塔や階段壁面の植物模様と共通しているような印象がある。アール・デコと言えば直線構造というイメージが強いが、植物模様に曲線を描く技法もあるようだ。ル・コルビジュエも、ジャン・ヌレ名の時代は故郷ラ・ショー・ド・フォンの美術学校で、地元の植物の彫刻を懐中時計の裏面に施していたことを思い出した)。ダイアル・ベースは摩擦メッキ仕上げを施した洋銀。ロゴとインデックス、目盛りは手彫りで合成漆(漆の木の樹液に合成樹脂を混ぜた塗料。経年変化に強いという利点がある)により墨入れを行なっている。「NAOYA HIDA & Co. TOKYO」のブランドロゴと分や秒目盛りは、碌々(ろくろく)スマートテクノロジー株式会社製造による超高精度微細加工機で刻印。

ケース径:37.0mm(ラグからラグまでのサイズ=44.0mm)
ケース厚:9.8mm
ケース素材:18Kイエローゴールド
防水性:5気圧
ストラップ:手縫い仕上げによる日本のT・MBH社製レザーストラップ。表面は英国で1862年創業のJ.&F.J.Baker社製ヴォリンカ(volynka)レザー、裏面はフランスで1842年創業のTanneries HAAS社製ツェルマット(zermatt)レザー。18KYG製ピンバックルの裏側に手彫りで小さく“NH”のロゴを刻印
ムーブメント:手巻き、Cal.3019SS、直径30.0mm(13 1/4ライン)×厚さ4.3mm、約48時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、18石
仕様:時・分・秒(9時位置にスモールセコンド)表示。ねじ込み式ケースバック。銀摩擦メッキ仕上げを施した洋銀製ダイアル。ブレゲアラビックインデックスは手彫り仕上げ。ダイアル外周の60個の18KYG製分目盛りは手作業による研磨後、分目盛りリングに組み込まれる。ベゼルと針は18KYG製
生産本数:2024年~2025年に3本程度を生産予定
価格:8,800,000円(税込)

「NH TYPE 1D-2」のケースサイドにエングレーブを施したバリエーション・モデル

NH TYPE 3B-1

2021年登場の「NH TYPE 3(A)」(15点販売。現在製造中止)の第二世代モデルとして2022年に発売された「3B」の特徴は、シリーズ初のねじ込み式ケースバックと新デザインのムーンフェイズディスク。そのバリエーションモデルの「3B-1」は「3B」のステンレススティール製ベゼルと青焼き針を、各々18Kローズゴールドに換装。またムーンフェイズ・ディスクは夜空を想起させるラピス・ラズリに変更されている(月は手彫り仕上げの18Kイエローゴールド製)。ムーンフェイズは59日間で一周。これは新月から次の新月までの月相サイクルだ。一般的にメカニズム及びその表示方法以外でムーンフェイスを特徴付けるのは、表示窓枠の形と月の顔にある。当モデルでは表示窓の下方ライン(リンゴか桃のアウトラインに見える)と、少し微笑んでいるような何とも形容しがたい月の顔がそれに当たる。おそらく飛田氏自身の手によるものと思われるが、発想の根源は何だろう?

ケース径:37.0mm(ラグからラグまでのサイズ=44.0mm)
ケース厚:10.8mm
ケース素材:904Lステンレススチール、ベゼルと時分針は18Kローズゴールド製
防水性:5気圧
ストラップ:手縫い仕上げのレザーストラップ。表面はアルカンターラ、裏面はカーフ製。1954年に仏ブザンソンで創業した著名なストラップ・メーカーであるジャン・ルソー社製。ステンレススティール製ピンバックル
ムーブメント:手巻き、Cal.3021LU、直径30mm(13 1/4ライン)×厚さ5.6mm、約45時間パワーリザーブ、毎時28,800振動(4Hz)、18石
仕様:時・分表示、ムーンフェイズ(18KYG製。ムーンフェイズ・ディスクは夜空をイメージしたラピス・ラズリ製。月は手彫り仕上げ)。ねじ込み式ケースバック。洋銀製ダイアル、手彫りのローマンインデックス。ダイアル外周の分目盛りは別部品で製造
生産本数:2024年~2025年に5本を生産予定
価格:4,180,000円(税込)

「NH TYPE 1D-2」のケースサイドにエングレーブを施したバリエーション・モデル

NH TYPE 5A
2024年NH WATCH最大のトピックスと(個人的には)思っている、当ブランド初のレクタンギュラー・ドレスウォッチ「NH TYPE 5A」。当年のコレクションでは唯一のシースルーバックからは、地板に大胆なバーティカルストライプが施された新開発の手巻き式ムーブメント、Cal.2524SSが堪能できる。全身の端正なスタイルは1930年代に始まるアール・デコ時代を飾った往年の名機、ジャガー・ルクルトのレベルソやパテック フィリップを想起させる。“角型時計には角型ムーブメント”という時計製造の基本(そうでない時計もある)を遵守したCal.2524SSは、他のコレクションのムーブメントとは異なり毎時21,600振動とややロービート。ふたつのパーツから構成される角型サファイアクリスタル製ガラスからは、これも二面(2パーツ)構成の洋銀製ダイアルが見える。18Kホワイトゴールド製のドルフィン型時分針は、山形(やまなり)の裏側まで切削することで断面が凹面形状に工作されているという、細部にこだわり抜いた製造を行なっている。“物事は些事から成り立つ”という言葉どおり、隅々まで行き届いたNH WATHCの技術を発見できるモデルだ。

ケースサイズ:縦33.0mm(ラグからラグまでのサイズ=43.5mm)×横26.0mm
ケース厚:9.1mm
ケース素材:SUS904Lステンレススティール
防水性:3気圧
ストラップ:手縫い仕上げで表面はタンニン鞣しのコードバン、裏面はソフト鞣しの馬革(ホースハイド)。協伸株式会社製
ムーブメント:手巻き、Cal.2524SS、縦25.9mm(11 1/2ライン)×横21.4mm×厚さ3.2mm、約38時間パワーリザーブ、毎時21,600振動(毎秒6振動/3Hz)、19石
仕様:時・分・秒(6時位置にスモールセコンド)表示。ふたつの部品で構成される洋銀製ダイアル、手彫りのアラビック&先鋭型バーインデックス。18Kホワイトゴールド製ドルフィン型時分針は、超高精度微細加工機による切削加工により断面が下部から削り取られた形状に工作
生産本数:2024年~2025年に10本程度を生産予定
価格:3,300,000円(税込)


Appendix.「第24回GPHG2024に関するURL」


 最後に本年の2024年11月13日(木)に開催される、第24回GPHG発表・授与式に関係するURLを以下に記します。ご興味のある方はご覧ください。
●2024年度GPHG審査員(jury)リスト:https://www.gphg.org/en/gphg-2024/jury
●2024年GPHGノミネートモデル・リスト:https://www.gphg.org/en/gphg-2024/nominated-timepieces
●2024年GPHGワールドツアー情報:https://www.gphg.org/en/gphg-2024/2024-schedule
●2024年GPHGアカデミーに関する規約等:https://www.gphg.org/en/academy/presentation




取材協力:飛田直哉(NH WATCH) / Special thanks to:Naoya Hida(NH WATCH)
©FONDATION DU GRAND PRIX D'HORLOGERIE DE GENÈVE

INFORMATION

エヌエイチ ウォッチ(NH WATCH)についてのお問合せは・・・

NH WATCH株式会社
〒104-0045 東京都中央区築地3-2-10

エヌエイチ ウォッチのオフィシャルサービスはこちら facebook facebook twitter X(旧Twitter) instagram instagram

エヌエイチ ウォッチ ブランドページを見る

NEW RELEASE

新着情報をもっと見る