FRANCK MULLER時間の多様なあり方を反映した“フィロソフィカル・モデル”
時間の多様なあり方を反映した“フィロソフィカル・モデル”
『レトログラード・セコンド』や『インペリアル・トゥールビヨン』、そして『クレイジーアワーズ』などの“フィロソフィカル・モデル”はフランク ミュラーのコレクションにおいて重要な位置をしめるようになり、それはさらなる発展を見せる。
そのひとつが『トノウ カーベックス イレギュラー レトログラード アワー』である。
このモデルでは、時間帯によって異なる速度で文字盤上を反復運針するレトログラード時針が備えられている。これは、楽しい時は時間の経過を早く感じ、退屈な時は長く感じるということに着想したという。そこで朝の7時から8時の朝食の時間や12時から14時のランチタイム、そして夜の6時から7時までのディナータイムの間隔を広く取り、経過する時間をゆっくりと長く楽しめるように表示しているのである。
また、『トノウ カーベックス シークレット アワーズ』では、ノーマルな状態では時分針は共に12時を指しているが、9時位置のプッシュボタンを押すことで、瞬時に移動して現在の正しい時刻を示す。この機構は、必要な時だけに正しい時刻を示すことで、時間に縛られがちな現代人に、時には時間を忘れることの大切さを提案するものとなっている。
さらに『ロングアイランド ダブル レトログラード アワー』では、時刻を示すレトログラード針が“DAY”と記された白い部分で朝の6時から夜の18時までを示し、“NIGHT”と記された黒い部分では、それに続いて夜の18時から朝の6時までを示すことで、昼間のオンタイム(仕事の時間)と夜のオフタイム(仕事以外のくつろぎの時間)を切り替えて、それぞれを存分に活用することを暗示している。
このモデルは写真で紹介した『ロングアイランド』の他に、フランク ミュラーならではのフォルムである『トノウ カーベックス』もあり、実にフランク ミュラーらしいコレクションを形成している。
さらに時計に時刻表示以外の個性的な機能を付加したモデルの代表として、1999年に登場した『ヴェガス』がある。これはリューズと同軸にセットされたプッシュボタンを押すことでルーレットの針が回転し、ランダムな数字を指し示すもの。当初、ルーレット機能は時計の裏側にあったが、現在では時計の表に時分針と共に搭載されている。ちなみに、ルーレットの針を高速で回転させるパワーは、プッシュボタンを押す指の力のみだというから、その緻密で効率の良いメカニズムに舌を巻く。
取材・文:名畑政治 / Report&Text:Masaharu Nabata
写真:江藤義典 / Photos:Yoshinori Eto(25周年記念インタビューを除く)
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